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サーバー機器を廃棄する流れと注意点|法人向け完全ガイド
機器別処分方法2026年7月20日

サーバー機器を廃棄する流れと注意点|法人向け完全ガイド

オンプレミスサーバーをクラウド移行することになった」「データセンターから撤退するので、ラックごとサーバーを撤去したい」——近年、企業のクラウドシフトに伴い、オンプレミスサーバーの一括廃棄案件が増えています。

サーバー機器の廃棄は、通常のパソコン廃棄と比べて特殊な配慮が必要です。データ消去・搬出・産廃連携・経理処理など、複数の要素が絡みます。

サーバー廃棄が難しい4つの理由

1. データの機密性が高い

サーバーには、企業の最重要データが集約:顧客データベース、社員の個人情報、営業秘密・特許情報、会計データ、メール・チャット履歴。データ漏洩リスクは、ノートPCの比ではありません。

2. サイズと重さ

タワー型サーバー:30〜60kg、1U・2Uラックマウント:10〜30kg/台、4U〜:30〜80kg/台、サーバーラック本体:80〜200kg。1人での搬出は不可能。専門業者による搬出が必要。

3. 産業廃棄物としての処理

法人のサーバーは「産業廃棄物」扱い。古物商業者でリユース取引できない場合、産廃許可業者との連携が必須。

4. 関連機器の同時処理

サーバー単体ではなく、ストレージアレイ(NAS、SAN等)、スイッチ・ルーター・ファイアウォール、UPS、KVMスイッチ・ラック内配線、サーバーラック本体、空調機器も含めて検討が必要。

サーバー廃棄の流れ

3〜6ヶ月前:計画フェーズ

廃棄対象機器の棚卸し(メーカー・機種、シリアル番号、固定資産番号、製造年・購入年、搭載HDD/SSD数・容量、ラック内位置)。データ移行計画。データ消去ポリシー策定(ソフト消去/物理破壊/立会い)。業者選定(産廃許可業者 or 産廃連携できる古物商業者)。

2〜3ヶ月前:契約・準備

NDA締結、実施計画書の作成、産業廃棄物処理委託契約。

1ヶ月前:直前準備

データ完全移行、サービス停止予告、アクセス権棚卸し、ライセンス解除(OS、データベース、ミドルウェア)。

1〜2週間前:最終準備

搬出経路の確認・予約(エレベーター・搬出口・トラック停車スペース・データセンター内通路・養生)、機器のタグ付け・配置。

当日:搬出・データ消去

立会い(業者の作業に立会い、台数チェック)、引取証明書の即時受領、物理破壊立会い(最高レベルの場合:HDD/SSDの物理破壊作業を立会い、動画記録)。

1〜2週間後:完了

データ消去証明書受領、マニフェスト受領(産廃含む場合)、経理処理(固定資産除却・減価償却)、社内報告。

サーバー廃棄でのデータ消去

サーバー内のHDD/SSDは、最高レベルのセキュリティで消去する必要があります。

推奨:物理破壊+証明書

サーバー廃棄では、ソフトウェア消去のみでは不十分とされるケースが多く、物理破壊+証明書発行が標準。

HDD取り外しの注意

RAID構成のHDDは、順番に注意して取り外す(誤って交換するとデータ復元困難に)。ホットスペアHDDも忘れずに。バックアップテープ・光学ディスクも対象。

SSDの場合

NVMe / SATA SSD は、HDDより消去が技術的に難しいため、物理破壊が推奨されます。

立会い対応

最高セキュリティ要件の場合、HDD/SSD取り外し→物理破壊作業に立会い、動画記録を実施します。

サーバーラック・周辺機器の処理

サーバーラック本体

通常 19インチ規格のラック(42U、47U等)、重量 80〜200kg、解体可能・組み立て式。リユース可能なら買取になるケースも。

UPS(無停電電源装置)

内部に鉛バッテリーを内蔵。鉛バッテリーは特別管理産業廃棄物の対象。バッテリーを取り出して個別処理が必要。

スイッチ・ルーター・ファイアウォール

設定情報のクリア(factory reset)、設定ファイルの完全消去。

光ファイバー・LANケーブル

金属くずとして処理、大量にあるなら産廃契約。

撤去工賃の見積もり

サーバー廃棄の費用は、機器規模・現場状況で大きく変わります。正確な見積もりには現場下見が必要。搬出経路・エレベーター・機器配置等を確認した上で、最終見積もりを出します。

神戸・明石でサーバー廃棄なら BULLCOM

サービス内容:古物商許可業者(兵庫県公安委員会許可)、NDA締結対応、データ消去(ソフト消去・物理破壊・立会い)、データ消去証明書発行、産廃許可業者と提携、大型機器の搬出対応、複数日搬出可、現場下見・実施計画書作成。対応規模:単体サーバー数台、数十台規模、数百台規模・データセンター撤退まで対応。料金感:サーバー単体3,000円〜、サーバーラック撤去10,000円〜、物理破壊4,000円/台、データ消去証明書1,000円/枚。

まとめ:サーバー廃棄は「計画・連携・証跡」が三本柱

計画(3〜6ヶ月前から準備)、連携(信頼できる業者・産廃許可業者との緊密な連携)、証跡(データ消去証明書・マニフェスト等の記録保管)。「サーバー廃棄なんて簡単」と軽視せず、最高レベルのセキュリティ対応で実施しましょう。

この記事の著者

芦原 陽右BULLCOM 代表

兵庫県公安委員会許可 第631500200039号。神戸・明石でパソコン・IT機器の無料回収・データ消去サービスを提供。 2002年創業のITコンサルティング会社を運営し、個人から法人まで年間多数の機器を適正処理。

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