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業務用コピー機・複合機の処分|リース満了時の注意点
法人向け2026年10月26日by BULLCOM編集部

業務用コピー機・複合機の処分|リース満了時の注意点

オフィスの入れ替えや移転で、業務用コピー機・複合機の処分が必要になることがあります。

家庭用プリンターと違い、複合機は重量があり、搬出に手間がかかります。そして見落とされがちなのが、内蔵ハードディスクに残っているデータです。

この記事では、複合機を安全に処分するための実務を整理します。

最重要:複合機にはデータが残っています

内蔵ハードディスクの存在

業務用複合機の多くは、内部にハードディスクを搭載しています。用途は以下のとおりです。

  • スキャンした書類の一時保存
  • 印刷データのスプール(順番待ち)
  • FAXの送受信データ
  • ボックス機能(本体に保存する機能)に置かれた文書
  • アドレス帳(メールアドレス、FAX番号)
  • ユーザー認証情報

つまり、過去にコピー・スキャン・FAXした書類の画像が、本体内部に蓄積されている可能性があります。

何が漏れるのか

複合機で扱う書類を思い浮かべてください。

  • 契約書、見積書、請求書
  • 従業員の個人情報(履歴書、給与明細)
  • 顧客リスト
  • 社内の機密資料

これらが画像データとして残っている可能性があります。海外では、中古複合機から前の所有者のデータが読み出された事例が報告されています。

「電源を切れば消える」は誤り

ハードディスクは電源を切ってもデータを保持します。パソコンと同じです。必ず消去処理を行ってください。

データ消去の方法

1. メーカーの消去機能を使う

多くの複合機には、管理者メニューにデータ上書き消去機能が用意されています。

  • 「HDD初期化」「データ全消去」「セキュリティ機能」などの名称
  • 管理者パスワードが必要
  • 実行に数時間かかることがある

取扱説明書またはメーカーのサポートに確認してください。

2. メーカーの消去サービスを依頼する

保守契約を結んでいる場合、メーカーや販売代理店が消去サービスを提供していることがあります。証明書を発行してもらえる場合もあります。

3. ハードディスクを取り外して物理破壊する

最も確実な方法です。取り外したHDDを破壊します。

リース物件の場合、HDDの取り外しには制約があります。 契約内容を確認してください。

4. 回収業者に依頼する

回収と消去をまとめて任せる方法です。証明書の発行にも対応できます。

消去方式については物理破壊と論理消去の違いをご覧ください。

リース物件かどうかを最初に確認する

複合機はリース契約で導入されているケースが非常に多い機器です。

リースの場合

所有権はリース会社にあります。 勝手に処分できません。

  1. リース契約書を確認(残存期間、返却条件、中途解約の可否)
  2. リース会社に連絡して返却手続きを進める
  3. 返却前のデータ消去について、要件を確認する
  4. 消去証明書が必要か確認する

注意:リース満了前に処分すると、残リース料の一括請求や違約金が発生することがあります。

リース返却前のデータ消去はどうする?もご参照ください。

買い取り(自社所有)の場合

自由に処分できます。以下の選択肢があります。

  • 販売店・メーカーによる下取り
  • 中古買取業者への売却
  • 回収業者による処分
  • 産業廃棄物としての処理

判断フロー

リース契約か?├─ Yes → リース会社に連絡(返却が原則)│         └─ 返却前のデータ消去要件を確認└─ No(自社所有)   ├─ まだ使える → 買取・下取りを検討   └─ 古い・故障 → 回収業者/産業廃棄物処理

事業所から出る場合は産業廃棄物

事業活動から出る複合機は、家庭ごみとして出せません。

産業廃棄物として処理する場合、収集運搬・処分を委託する相手は都道府県知事の許可を持つ業者である必要があり、産業廃棄物管理票(マニフェスト)の交付・5年間の保管が義務づけられます。

ただし、リユース目的で買い取られる場合は「廃棄物」に当たらないため、マニフェストは不要です。

ルート

マニフェスト

買取・下取り(リユース)

不要

産業廃棄物として処分

必要

産業廃棄物と一般廃棄物の違いで詳しく解説しています。

搬出時の注意点

複合機は100kgを超えることもある重量物です。搬出には準備が必要です。

事前に確認すべきこと

  • 重量とサイズ(機種の仕様を確認)
  • 搬出経路(廊下の幅、曲がり角、段差)
  • エレベーターの有無と積載量(乗らない場合は階段作業)
  • 駐車スペース(トラックを止められるか)
  • 建物の養生の要否(壁・床の保護)
  • 作業可能な時間帯(他テナントへの配慮、ビル管理会社への申請)

エレベーターに乗らない・階段作業になる場合、費用が上がります。 見積もり時に必ず伝えてください。

処分前に取り外すもの

  • 用紙(給紙トレイ、手差し)
  • トナーカートリッジ(別途処分。メーカー回収プログラムがある)
  • ステープラー針(フィニッシャー付きの場合)
  • USBメモリ・SDカード(挿したままになっていないか)

トナーの処分は【神戸市】プリンター・インクカートリッジの捨て方もご参照ください。

よくある質問

Q. 複合機は無料で回収してもらえますか?

A. 機種・年式・状態によります。金属を多く含むため資源価値があり、無料回収できる場合があります。ただし搬出条件(階数、エレベーターの有無)によって費用が発生することもあります。まず現状をお伝えください。

Q. まだ使える複合機は売れますか?

A. 年式が新しく、稼働状態が良ければ買取対象になることがあります。カウンター数(印刷枚数)が査定に影響します。

Q. 内蔵HDDのデータ消去証明書はもらえますか?

A. 対応可能な業者に依頼してください。BULLCOMでも発行できます。リース返却の場合は、リース会社の要件を先に確認してください。

Q. トナーが残っていても大丈夫ですか?

A. 取り外してお渡しください。トナーは粉が飛散すると清掃が大変です。メーカーの回収プログラムを利用できる場合が多いです。

Q. 複数台まとめて処分できますか?

A. 可能です。オフィス移転などで台数が多い場合は、搬出計画を含めてご相談ください。

Q. 保守契約が残っていますが処分できますか?

A. 保守契約とリース契約は別です。それぞれ解約手続きが必要な場合があります。契約書をご確認ください。

まとめ

  • 複合機には内蔵HDDがあり、スキャン・FAX・印刷データが残っている
  • 「電源を切れば消える」は誤り。必ず消去処理を行う
  • まずリース契約かどうかを確認(所有権がなければ処分できない)
  • 事業所から出る場合は産業廃棄物(マニフェストが必要)
  • ただし買取・リユースなら廃棄物に当たらない
  • 搬出経路とエレベーターの確認を事前に(費用に影響)
  • トナー・用紙は取り外しておく

データの観点でも、契約の観点でも、確認してから動くことが重要な機器です。

業務用コピー機・複合機の処分は BULLCOM へ

BULLCOMは神戸市西区の古物商許可業者(兵庫県公安委員会許可 第631500200039号)です。

  • 複合機・コピー機の回収に対応(機種・年式により無料回収可)
  • 内蔵HDDのデータ消去に対応。証明書の発行も可能
  • 状態の良い機器は買取査定
  • 産業廃棄物処理が必要な分は許可業者をご紹介
  • オフィス移転・一括処分にも対応
  • 搬出経路の事前確認も承ります

まずは機種名・台数・設置場所(階数、エレベーターの有無)をお知らせください。

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芦

この記事の著者

芦原 陽右BULLCOM 代表

兵庫県公安委員会許可 第631500200039号。神戸・明石でパソコン・IT機器の無料回収・データ消去サービスを提供。 2002年創業のITコンサルティング会社を運営し、個人から法人まで年間多数の機器を適正処理。

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