
GIGAスクール端末の処分にあたり、予算をどう見積もればよいか——担当者の方から最も多くいただく質問です。
台数が数百〜数千になるため、1台あたりの単価がわずかに違うだけで総額が大きく変わります。また、見積書に現れにくい費用もあります。
この記事では、費用の内訳と相場、そして総額を抑えるための考え方を整理します。
処分費用を考えるとき、多くの方は支出だけを積み上げますが、実際には収入(買取)と相殺できます。
実質負担 = ( 処分費用 + 消去費用 + 運搬費 ) - 買取額動作品がまとまった台数ある場合、この引き算で負担が大きく変わります。「全部廃棄」を前提にすると、この可能性を捨てることになります。
内容 | 相場 |
|---|---|
上書き消去(NIST/DoD準拠) | 無料〜3,000円/台 |
業者によって幅が大きい項目です。リユース前提の業者は無料にしていることが多く、廃棄専門の業者は有料のことがあります。
BULLCOMでは標準無料としています。
内容 | 相場 |
|---|---|
穿孔・破砕 | 3,000〜5,000円/台 |
立会い対応 | 5,000円/台〜 |
台数が多いと総額が跳ね上がる項目です。全台破壊にすると費用が最大化するため、動作品と故障品の振り分けが重要になります。
BULLCOMの場合、物理破壊4,000円/台、立会い5,000円/台〜です。
内容 | 相場 |
|---|---|
データ消去証明書 | 1,000〜3,000円/枚 |
「1台1枚」なのか「まとめて1枚+シリアル番号一覧」なのかで総額が変わります。後者のほうが一般的で安価です。見積もり時に確認してください。
BULLCOMでは1,000円/台(5台以上は一律5,500円・一覧付き)です。
条件 | 相場 |
|---|---|
持ち込み | 無料 |
出張回収(近隣) | 無料〜数千円 |
出張回収(遠方・複数校) | 距離・回数による |
宅配 | 送料実費 |
複数校を回る場合、校数分の運搬費が計上されることがあります。1回でまとめて集約できるか、学校ごとに回るかで変わります。
見積もりに含まれているか確認してください。
具体的な金額は機種・年式・状態・市況で大きく変動するため、ここでは考え方のみ示します。
【例】500台の処分 故障品 50台 → 物理破壊 4,000円 × 50 = 200,000円 動作品 450台 → データ消去 無料、買取査定 ○円 実質負担 = 200,000円 - 買取額買取額が破壊費用を上回れば、収入が出る可能性もあります。逆に全500台を破壊すると200万円になります。この差は無視できません。
GIGAスクール端末のリユースで選択肢を整理しています。
売却収入が発生する場合、歳入としての処理が必要になることがあります。財務・契約担当と事前に確認してください。
また、補助金で購入した資産の場合、財産処分の手続きが必要になる可能性があります。
同じ「500台の処分」でも、条件が違えば比較になりません。以下を項目別に並べてください。
確認項目 | チェック内容 |
|---|---|
データ消去 | 方式・規格は? 無料か有料か |
証明書 | 含まれるか。シリアル番号一覧はあるか |
物理破壊 | 何台想定か。単価は |
立会い | 含まれるか。別料金か |
運搬 | 何回分か。校数は |
買取 | 査定額が明示されているか |
保管庫・付属品 | 対象に含まれるか |
産廃処理 | マニフェスト発行の有無 |
「データ消去・処分一式 ○○円」という見積もりは、内訳が分かりません。項目別の内訳を求めてください。 後から「これは含まれていない」となるのを防げます。
極端に安い場合、以下の可能性があります。
許可の有無は必ず確認してください。
仕様書に書くべき項目もあわせてご覧ください。
処分費用は、新端末の調達予算とは別に計上する必要があります。見落とされがちですが、以下を織り込んでください。
職員の工数は見積書には現れませんが、実質的なコストです。仕分けや突合を業者に任せられるかどうかで、負担が変わります。
Q. 一番安く済ませる方法は何ですか?
A. 動作品を最大限リユースに回すことです。買取額で処分費を相殺できます。ただし、組織の規程で全台破壊が定められている場合は従ってください。
Q. 買取額はいつ分かりますか?
A. 機種・台数・状態を伝えれば概算が出ます。正確な額は実機の確認後になります。まず概算を取って、予算の見通しを立てる進め方をおすすめします。
Q. 台数が多いと単価は下がりますか?
A. 下がる傾向があります。まとめて依頼するほうが、運搬効率が上がるためです。複数校を一括で発注できるか検討してください。
Q. 分割払い・年度をまたぐ支払いは可能ですか?
A. 業者との契約次第です。年度内完了が必要な場合は、スケジュールを含めて事前に相談してください。
Q. 見積もりは無料ですか?
A. BULLCOMでは見積もり無料です。現地確認が必要な場合もご相談ください。
BULLCOMは古物商許可業者(兵庫県公安委員会許可 第631500200039号)として、自治体・学校のご依頼に対応しています。
機種名と台数をお知らせいただければ、概算をご提示します。予算検討の段階からご相談ください。
この記事の著者
芦原 陽右BULLCOM 代表
兵庫県公安委員会許可 第631500200039号。神戸・明石でパソコン・IT機器の無料回収・データ消去サービスを提供。 2002年創業のITコンサルティング会社を運営し、個人から法人まで年間多数の機器を適正処理。
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